今日はお芝居の稽古日でした。脚本にそっての立ち稽古です。その中で、後ろを通り過ぎる人を見て「お気の毒ね」というセリフを言う場面でした。
1回目の私はその通り過ぎる人をちらっと見て向きを変えて別の方向を見て「お気の毒ね」と言いました。カットがかかり、「頭の中のセリフを言ってるよ。心が置いてきぼり、目線は通り過ぎる人の方をみて心から伝えないといけない」と言われました。ハッとしました。言葉は心にある思いがあふれ出てくるものです。セリフの前もセリフ中もセリフの後も目線は通り過ぎる人から目を離してはいけないし、目が離れるはずがないのです。
音楽と同じだと思います。心からあふれ出てくる思いが言葉となり歌になり音楽になるのですからね。そのためにも言葉の勉強をしようと思いました。詳しいことは音楽監督から教えてもらえるので、単語の意味は調べようと思いました。
お芝居と音楽は、共に心からあふれ出てくるものだと学んだ日です。音楽監督は今日と明日「マタイ受難曲」を歌われています。言葉と音楽の融合の大曲です。
聴きたかったなぁ・・・ (写真はトーマス教会と新しいバッハ像)
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